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【老いについて考える】絵本【15選】

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今日はおばあちゃんに関する絵本から、【老い】について考えてみたいと思います。

近くにいても遠くにいても、おじいちゃんやおばあちゃんに会うのが楽しみでした。

私は優しいおばあちゃんが大好きでした。

1.マールとおばあちゃん

作: ティヌ・モルティー
絵: カーティエ・ヴェルメール
訳: 江國 香織
出版社: ブロンズ新社 

あらすじ

マールとおばあちゃんは、大の仲良し。

強いきずなでつながっています。


ところがそんなある日、おばあちゃんはばったりと倒れてしまいました。


周囲の大人たちは、おばあちゃんが別人になったと思いますが、マールだけはおばあちゃんの思いを正確に理解していました。

 

感想

相手に寄りそうというのは口で言うのは簡単です。


けれども行動としてやってみるのはなかなか難しい

 

私もそう。

 

「おばあちゃんがポテトをほしがっているときに、スープをあげてしまったりするのです」

 

私も良かれと思って、やってしまっているかもしれないとも思いました。

 

両親のこと

私の父は脳梗塞を繰り返し、生活能力は乏しい。

 

男は台所に入るべからずを未だに守っているような人。

 

おまけに、さっき言った事を忘れたりします。

 

母も脊椎椎間板狭窄症になり、足が痛い痛いと言っています。

 

(母も倒れてしまったらどうしよう)

 

先の見えない不安が襲いかかります。

 

出来ていた事ができなくなっていく不安。

 

それが明日かもしれない…

 

絵本は癒される

そんな時絵本を手にとります。

 

相手の事を注意深く聞くこと

 

子どもは経験が浅くても、本質的なことは分かっています。

 

大人は当たり前の事が見えなくなったり忘れたりするので、絵本から大切な事を再確認する。

 

何が大事なのかということが伝わってくる素敵な絵本です。

 


2.ばあばは、だいじょうぶ

作: 楠 章子
絵: いしい つとむ
出版社: 童心社

あらすじ

大好きな、やさしいばあばが、最近変わってしまった。


何度も同じ質問をしたり、得意だった編み物ができなくなったり。


ばあばは「わすれてしまう病気」


そして冬の寒い日、ばあばがいなくなった…

 

感想

老い、認知症、介護といった、とても難しい問題を子どもの視点から描き出しています。

 

老いるということ

父は要支援2

 

母はまだ介護保険を申請していません。

 

(もし母が入院したらどうしよう。)

 

考えるともう頭の中がグルグル回ってしまう。

 

歳をとらないと分からないこと。

 

子育てのときは出来ていく楽しみがあったけど、歳を取ると出来ない事がふえていく。

 

希望がなくて不安がいっぱい。

 

歳をとるということは、いったい何だろう。

 

それでも介護を受ける側は相手に迷惑をかけないようにと無理をする。

 

それがまたストレスになってしまう時もあるのです。

 

ある日の母との会話

ある日突然足が痛くなった母

「・・・でな、道の真ん中で足が痛くて動かれへんようなって車が止まってくれてん。」

 

「念の為整形外科いこ。」

 

診断は、脊椎椎間板狭窄症。

 

加齢もありますが、突然起こりました。

 

こむら返りが持続する痛みだそう。

 

「足痛くてかばうから、つい前かがみになってしまうねん。周りで背中曲げて歩いてはる人も痛いんやなぁ…」

 

母と私の会話を聞いた父が1言。

 

「〇〇(母の名前)も、自立しやんと、俺面倒みきれへんからな。」

 

別の日の朝

「お父さんな、朝牛乳こぼしやってん。」

 

「自分で拭いたって、タオルで拭いてあったんやけど。」

 

「本人は洗ったっていうけど、明らかにおかしいねん。」

 

「ベトベトのタオルが、タオルかけにかかってあったり、そのタオルを絞るとまっしろい水がしたたりおちて‥

『おとうさん、これ洗ってへんやん』ってつい言うたら、怒られたと勘違いして「洗ったっていうてるやろっ」って怒るねん」

 

「本人も洗ったかどうかわからへんの違うかな。」

 

「あんま言うたら責めたみたいになるし‥」

 

「けど、腹が立つし。」

 

感情が邪魔して、家族にはつい甘えて感情をぶつけてしまうんですよね‥

 

介護は第三者に入ってもらって、助けてもらいながらやる方がいい。

 

絶対に1人で抱え込まない。

 

そう思います。

 

子どもだけでなく、介護をする側にあたる世代の方にも読んで欲しい本です。

 

 


3.わすれたって、いいんだよ

文: 上條 さなえ
絵: たるいし まこ
出版社: 光村教育図書 

あらすじ

認知症になったおばあちゃん。


沖縄料理店を営っているあいだは、作るのも断ってきたムーチーというお菓子を、ある日食べたいと呟きます。

 

「おばあちゃんのたんじょうびはいつ?」と聞いても「わすれてしまったさー」と答えてくれなかったおばあちゃん。

 

それには戦争中とても悲しい出来事があったからです。


やがておばあちゃんは物忘れをするようになり、そのことで、おばあちゃんがなぜ自分の誕生日を喜べないのかが分かります。


忘れたことで戦争の悲しみが和らいだおばあちゃん。

 

感想

こちらも認知症の本。

 

要介護2の両親をもつ友人の声

友人の父親はお酒が好きで、お酒は飲むが水を飲まない。

 

熱中症は、今年で4回目。

 

人にはいい顔をし、家族にはむすっとする。

 

声が小さくてボソボソと話すタイプ。

 

母親は足が悪い上に耳が聞こえにくく、物事をはっきり言うタイプ。

 

足が悪く、自分自身が自立するのに精いっぱい。

 

友人も遠くに住んでいるため【要介護2】の両親は老々介護となるため、介護の範囲でヘルパーさん頼み。

 

いくらヘルパーさんや看護の手助けがあっても老々介護には無理な24時間。

 

何かあった時にすぐに対応してもらうには不可能な事がほとんど。

 

だからみんな行きたくはないけれど、24時間体制の老人ホームに行くのだと実感したんだそうです。

 

そんな中、見つけたのがこちらの本。

 

周りに介護が必要な人を目にし、聞き、実際の体験にも興味を持ったこと。

 

大人も考えさせられる絵本なので、是非手に取ってみてください。

 

 

4.介護のえほん だいじょうぶだよ、おばあちゃん

文:福島 利行 
絵:塚本 やすし
出版社:講談社

あらすじ

おばあちゃんがけがをして、歩けなくなった。

 

ぼくにも、何か手伝えることはないのかな? 


いなかのおばあちゃんが、買い物のとちゅう、ころんでけがをした。


おとうさんとおかあさんはしんぱいそう。


なにか、ぼくにもてつだえることはないのかな…?

 

 

感想

おばあちゃんはぼくのだいじょうぶだよということばにホッとします。

 

「だいじょうぶ」という言葉はほんとうに魔法です。

 

それだけでホッとできるんです。

 

認知症になりかけの時、自分がどんな風になっていくか不安で仕方ないそうです。

 

だから「だいじょうぶ」って言葉は安心できるんだなぁと改めて思いました。

 


5.わたしのおばあちゃん

作: ヴェロニク・ヴァン・デン・アベール
絵: クロード・K・デュボア
訳: 野坂 悦子
出版社: くもん出版

あらすじ

主人公は、女の子のマリー。


最初は、1人で住むおばあちゃんとのほのぼのとした交流が描かれています。


学校が休みになる度に泊まりに行くとあるので、マリーは本当におばあちゃんが好きだったんです。


ところが、ある日、おばあちゃんの様子がおかしくなります。


そう、おばあちゃんは、アルツハイマー病を患ったのでした。

 

感想

老化の先にある現実が見えてきて、少し切なくなりました。


孫と祖母のお話ではあるけれど、私と親がまさに通る道かもしれないということだからです。先の見えない恐怖に不安で混乱すると思うとやはりつらいですね。

 

絵本はそんな不安や辛い気持ちを和らげてくれると思います。

 


6.ぼくおばあちゃんのこになってあげる

作: 西本 鶏介
絵: 渡辺さもじろう
出版社: 鈴木出版 

あらすじ

いつもおくりむかえしてくれるおばあちゃん。

 

あるひ、いなくなってしまいました。


ようやくみつけたとき…

 

むかしのくにへいってしまったおばあちゃんをみて、ひろくんは…。

 

感想

こちらも認知症のおはなし。


認知症になっているおばあちゃん。


たまにぼくのことを「よしお」とお父さんと間違えてしゃべります。


はじめは、おばあちゃんがお父さんの名前と間違えることにムッとしていたぼくでしたが、おばあちゃんが行方不明になって見つかった時には、ぼくおばあちゃんのこになってあげると言います。


なんて優しい子なんだろうって、目頭が熱くなります。


それはきっと、おばあちゃんが元気でいてくれたらそれでいいよ、てことなのかもしれません。

 


認知症への理解の仕方がとにかく温かいです。


こんな風に見守れたらいいなと心から思いました。

 


7.おもいでをなくしたおばあちゃん

 作:ヤーク・ドレーセン
出版社:朝日学生新聞社

あらすじ

ペトラはママといっしょに、老人ホームにすむおばあちゃんに会いにいきます。


ペトラのこともママのことも、すっかりわすれてしまったおばあちゃんに、ペトラは…

 

感想

おばあちゃんはママ〈自分の娘〉を見てもそれが誰だかわからない。

 

幼くして死んでしまった妹のことは分かるのに。


家族はつらいだろうに、そのつらさを心に収めて淡々とおばあちゃんの世話をしたり会話をしたりしようとします。


そんなママをじっと観察するペトラ。


最後はある歌が家族をつないでいることがわかって、ちょっとホッとします。


歌を歌うことは、頭にも体にも良いそうです

 


8.わすれないでね ずっと だいすき

作: ジーン・ウィリス
絵: ラケル カタリナ
訳: 前田 まゆみ
監修: 筧 裕介
出版社: 小学館 

あらすじ

5歳の少年と、5分前のことを忘れてしまうおばあちゃん。


少年は、おばあちゃんのそんな様子をまったく気にしません。

 

あらゆる能力が失われはじめたとき、人間の心に最後に残るものとは?

 

感想

おばあちゃんは、わからなくてもあなたのことが大好きなんだと再確認できたら、大人も肩ひじ張らずにまたいっしょにやっていけるのかもしれないと思います。


叔母は認知症になり亡くなりました。

 

それでも毎日ニコニコしていたそうです。

 

きっと大好きな人と一緒に過ごせたことが良かったのかもしれません。

 


9.おばあちゃんにささげる歌 にんち症と共に生きる

作: アンナ=レーナ・ラウリーン
絵: ネッテ・ヨワンソン
訳: ハンソン友子
出版社: ノルディック出版

あらすじ

わたしのおばあちゃんは、真夜中に家をぬけだしたり、同じ話をくりかえしたりで、かなり、とんちんかんです。けれどもそれは病気だから。

感想

年をとれば誰もが老いてきます。歩くのがゆっくりになったり、耳が遠くなったり。


生活に手助けが必要になることもあります。


私の周りはそういった方が多くなっています。


一番つらい事は「出来ていたことが出来なくなること」という方もいます。


父も要支援2ですが、要介護になるかもしれません。


おじいちゃん、おばあちゃん、どうしたのかな?小さな子どもたちは疑問に思ったり不安になることもあるでしょう。


「老い」を自然に受けとめ、お互いに補い支え合うこと。


何が出来るか分からない、どうしたらいいのか分からないけれど、絵本にはそれを考えるキッカケやヒントになることが多いのではないかなと思います。


10.おばあちゃんのノート

文: 小坂 直樹
絵: 水上みのり
出版社: 幻冬舎ルネッサンス

あらすじ

おばあちゃんはさっきごはんを食べたことも忘れてしまいます。


けれどもデイサービスではかわいいぬいぐるみを作ることができるのです。

 

そんなおばあちゃんをふしぎに思うみーちゃん。


そして夏休みにおばあちゃんのデイサービスに連れていってもらうことにしました。


おばあちゃんはデイサービスで、その日の出来事を忘れないうちにノートに書いていました。

感想

子どもたちはどの絵本の主人公よりも大きいですが、いくつになってもどれも読める本だなと思っています。

 

もちろん大人もです。

 

父も週1回デイサービスに通っていますが、おばあちゃんと同じように今日の出来事をノートに書いていました。

 

絵本を読みながら父の気持ちを考えると何とも言えない気持ちになりますが、こういった絵本がたくさんある事をたくさんの方に知ってもらいたいと思いました。

 

11.おばあちゃんのすてきなおくりもの

文:カーラ・スティーンブンズ 

絵:イブ・ライス 

訳:掛川恭子 

のら書店

あらすじ

ハタネズミのおばあちゃんは、一人暮らし。

 

さむい雪のある日、モグラとハツカネズミとトガリネズミがおばあちゃんのところに、あついスープを持っていきました。

 

すると、ストーブの火が消えてこごえそうになっていたおばあちゃん。

 

みんなは、まきを運んで、ストーブに火をつけました。

 

スープを飲んで元気になったおばあちゃんは、おはなしをしてくれました。

 

感想

お互いがお互いを想う気持ちが溢れていて、何かしてあげたいという気持ちに自然になっている温かいお話。


子どもたちの交流が小さい子にも分かりやすいようになっている絵本です。

 

12.チキン・サンデー

文・絵:パトリシア・ポラッコ 

訳:福本友美子 

あらすじ

チキン・サンデーとは、おばあちゃんが夕ご飯にフライドチキンを作ってくれる日曜日のこと。

 

おばあちゃんは、ほかにもキャベツのベーコン煮や豆のシチュー、とうもろこしや揚げパンも作ってくれます。

 

もう、これだけでおばあちゃんの料理って美味しいって子供の頃思いましたね。

 

おばあちゃんは、教会の帰りにいつもぼうしやさんのショーウインドーをながめます。

 

なぜかって?それはイースター用のすてきなぼうしがかざってあったから。

 

わたしたち3人はそのぼうしをおばあちゃんに買ってあげたいと思うのですが…

 

感想

身近なものを生かす工夫の大切さやおばあちゃんが魅力たっぷりに描かれる絵本です。


おばあさんへの優しい思い、自分を信じてもらう努力、人を見た目で決めず、自分たちを信じる心。


どれも全部大切なことだと思います。

 

 

13.おばあちゃんはハーレーにのって

文:ニーナ・ボーデン

絵:金子恵 

訳:こだまともこ 

あらすじ

キャットは小さいときからおばあちゃんとふたりでくらしています。

 

どんなおばあちゃんかというと、背は高い。それから細くって、いつもジーンズと革ジャンを着ています。

 

白い髪を背中の真ん中あたりまでばさばさってのばしてて、タバコも、吸っている。そして乗っているバイクはハーレー。

 

学校に迎えにくるときも、ハーレーに乗ってやってきます。

 

感想

おばあちゃんがとにかく、かっこよすぎます。

 

こんなおばあちゃんに、出会ってみたいです。

 

14.シカゴよりこわい町

文:リチャード・ペック 

訳:斎藤倫子 

あらすじ

ジョーイとメアリ・アリスのきょうだいは、毎年夏休みの1週間をいなかのあばあちゃんの家で過ごします。

 

もう6年も続いているのですが、おばあちゃんの家は最初、退屈だしつまらないなぁ~と思っていた二人。

 

ところが、、、おばあちゃんはふたりが済むシカゴよりもこわくて刺激に満ちていました。

 

ふたりのおばあちゃんって一体どんなおばあちゃん!?

 

感想

古き良き田舎町の祖母の家に遊びに行く、兄妹のひと夏の経験がつまったステキなお話。


ハーレーのおばあちゃんも凄いけど、こちらのおばあちゃんもすごいです。

 

老いても元気いっぱいの方はたくさんいます。

 

15.西の魔女が死んだ

文:梨木香歩

新潮文庫 

あらすじ

まいはイギリス人のおばあちゃんの家でくらすことに。

 

いつもおだやかに働くおばあちゃん。

 

まいは、そんなおばあちゃんを注意深く見ながらみならうことにしました。

 

野イチゴをつんで、かまどに薪をもやし、ジャムをつくったり、ハーブティーをいれたり。

 

他にもベッドメイキングや草の名前や効能。まいは、おばあちゃんからたくさんのことを教わりました。

 

そんなおばあちゃんの先祖には魔女がいて…

 

一番大切なのは、何なのか?を教えてくれます。

 

感想

無理に友達と合わせる事に疲れてしまった主人公が母方の祖母の田舎で過ごす事により、「私は私でいいんだ」と思える様になっていく様子が描かれています。

 

おばあちゃんは、外国人で、魔女の血筋が入っているという。

 

そんなおばあちゃんと暮らす事で、主人公自身も魔女修行をすることにより、精神的に強くなっていきます。

 

修行はお手伝いをしたり、毎日規則正しい生活をしたりと当たり前の事をきっちりこなす事なのですが、なんでも、自分で考えるというのは、主人公が行動し実感していく事でそう仕向けるおばあちゃんもカッコいいです。

 

私も主人公の様に、自然と触れ合い、裸足になって土や草の上に立ってみたことがあります。

 

実際に素足で土を感じてみると、何かくすぐったいような普通の生活では感じ取れない不思議な感触です。

 

自身の足で踏んでいる土から食物が出来、食として食べ、その食べ物が私たちの血となり、「生」をいただいていると思うと「生命」の凄さを感じるのかもしれません。

現代社会で生きづらくなったら、自然を肌で感じると、何かが変わると思っています。

 

なぜ悩んでたのか忘れてしまう位気持ちが楽になるかもしれません。

 

シンプルな行動が心身を鍛えること、それが今のまいに必要なことを祖母は気付いてるのではないでしょうか。


子どもの頃に読むのと、大人になってからとは感じ方が違うかもしれません。


シンプルの良さを気づくと世界が変わって見えるかもしれません。

 

どれもすてきなおばあちゃんばかり。

 
 
 

不安というのはわからないから生じることが多いけれど、知っていれば準備ができます。

 

知らないと大きすぎる悲しみを外に出せず、身動きが取れなくなってしまっていたのかも?

 

たとえ病気になっても、歳を取って体が不自由になっても、それでも安心して普通に生活していけるっていう世の中になって欲しいものです。

 

 

 

「大丈夫、生きていける」と思えますように。