ガネしゃんです。いつも見て頂きありがとうございます。
以前に内館牧子さんの【終わった人】を読んで面白かったので【すぐ死ぬんだから】を読み終わった方から本をお借りし読んでみると、一気に読み終わっていました。
~あらすじ~
78歳の主人公 「忍 ハナ」は60代までは全く身の回りをかわまなかったのですが、ある日実年齢よりも上に見られてしまい、以後外見に磨きをかけています。
仲の良い夫とは経営していた酒屋を、現在息子夫婦に譲っていますが、息子の嫁が店を手伝うわけではなく、自分にも手をかけず、貧乏くさいのが気に入らないでいます。
悩みの種と言えば、貧乏くさい嫁だけかと思われていましたが、夫が突然倒れた事により、人生が変わっていきます…
私の親世代にあたる 主人公の心の内がリアルに描かれてあり、人間の心の内あるあるが面白かったです。
実は以前に、本の内容と同じ出来事が友人の義理親で現実にあった事を思い出し、「事実は小説より奇なり」という言葉があるように、読み進むうちに何が本当で物語かが分からなくなりました(^-^;
「人生」と言うのは面白いなぁと感じました。
そしてこの本を読んで「自分自身に関心を持つ」意識の大切さを改めて感じました。
夫や息子、娘、家族であっても所詮は「他人」です。
「自分自身」にはなれません。
この本は「自分」を見つめなおして人生を大切に前向きに生きようと思える本ですよ!