カバ子の日記

生きていてくれるだけで嬉しい

本(小説)

もう一つの顔。母が隠していた衝撃の事実【本心】平野敬一郎 文藝春秋刊

人生… それは時に、宇宙が私を試しているのではないだろうか? そう思わせるような挑戦をこれまでに、幾度か与えられている気がしてなりません。 人生に起こる困難は、自身や周りの成長と自己発見の機会となることがあるんだと私は強く信じています。 今日は…

【未来】家にも学校にも居場所のない追い詰められた子どもたちを待つ未来とは?湊かなえ

湊かなえさんの本は、これまでに何度か読んでいますが、後味スッキリではなくて、市販のカレールーを使用して作ったカレーを食べた後、舌にまとわりつく油の後味が残るような感じがします。 今回の本にはこんなメッセージが書かれてあります。 家にも学校に…

自分の居場所が見つかる本【クスノキの番人】東野圭吾 実業之日本社

自分の人生を自分で決めていますか? (あのとき本当はこれがしたかったけど) (反対されたから出来なかった) 自分が出来なかったことを誰かのせいにしていませんか? 思っていることを口に出して言っていますか? 自分の気持ちに嘘をついていると誰かのせい…

【82年生まれ、キム・ジヨン】を読んだ感想 チョ・ナムジュ 筑摩書房

韓国130万部も売れ、映画化にもなったこちらの本【82年生まれ、キム・ジヨン】 一気に読んでしまいました。 初めは表紙の青空の真ん中にキム・ジヨンと思われる顔の部分にどこか砂漠の様な感じにも見られる絵が描かれていて、題名もなんだか(不思議な題名だ…

あの子も悩んでたんだ【夜明けのはざま】を読んで 町田そのこ ポプラ社

以前町田その子さんの【夜明けのはざま】を読みたいと書きました。 本の帯にはこんなメッセージが書かれてあります。 せめて、自分自身には嘘をつかずに生きていきたい。 死を見つめることで、自分らしく生きることへの葛藤と決意を力強く描きだす、本屋大賞…

【女たちの避難所】ちょっとネタバレ感想

友人に【女たちの避難所】という本を紹介してもらいました。 作者は垣谷美雨さん。 作者の本は何度か読んでいて共感する部分が多いので好きです。 【女たちの避難所】は知りませんでしたが、あらすじを読んで(読んでみたいな)と思ったので、早速読んでみま…

クララに決めて良かった【クララとお日さま】あらすじとネタバレ感想

自分の子供に人工頭脳を搭載されたAF(Artificial Friend)を親友にしますか? それとも、もっと… 読みながら、「ミーガン」や「本心」も思い出しました。 どれもAIをテーマにした作品ですが、機械が「心」を持つというのは私達にとってどういう事なのかを…

クラスの交友関係を相関図にしたら【蹴りたい背中】 綿矢りさ

新学期が始まる季節はドキドキですよね。 ワクワクもあるけれど、心配の方がずっと大きい。 担任の先生がどんな先生に当たるとか、仲良しの子と同じクラスになれるかとか。 特に修学旅行がある学年は、男女問わずとても大切なクラス替えでもあります。 今回…

【絶望名人カフカの人生論】頭木弘樹 新潮文庫

カフカの【変身】を読んでからカフカの事をもっと知りたいと思う様になりました。 そこで一番興味が湧いた本が【絶望名人カフカの人生論】という本です。 ネガティブ思考のカフカは予想をはるか超えたネガティブ思考でした。 絶望名人カフカの人生論 はじめ…

【十五少年漂流記】生き残るためにはどうする?子供だけでどこまで出来る?

ガネしゃんです。いつもご覧いただきありがとうございます。 息子のバイト先には息子の友人が訪ねてくれます。 先日高専に通う同級生が就職活動最終面接の帰りにコンビニに寄ってくれたそうです。 ボーイスカウト仲間で、小学校の頃からの友人です。 コロナ…

【リバース】 相場英雄 双葉文庫

作者紹介 相場英雄(あいばひでお)1967年新潟県生まれ。2005年「デフォルト(債務不履行)」で第二回ダイヤモンド経済小説賞を受賞。テレビドラマ化された「みちのく麵くい記者」シリーズ、「震える牛」で公表を博する。13年「血の轍」で第16回大藪晴彦賞、…

【すぐ死ぬんだから】を読んで

ガネしゃんです。いつも見て頂きありがとうございます。 以前に内館牧子さんの【終わった人】を読んで面白かったので【すぐ死ぬんだから】を読み終わった方から本をお借りし読んでみると、一気に読み終わっていました。 ~あらすじ~ 78歳の主人公 「忍 ハ…

衝撃の結末【レベッカ】

ガネしゃんです。いつも見て頂きありがとうございます。 今日紹介するのは、1940年にアメリカで制作され、日本での公開は1951年の映画「レベッカ」です。 古い映画ですが、監督はアルフレッド・ヒッチコックで大13回アカデミー賞最優秀作品賞・撮…