【バムとケロのにちようび】ではたいくつな雨のにちようびもバムとケロがいっしょならどんなことも楽しくなるお話でした。
屋根裏で見つけた本との関係は…
【バムとケロのそらのたび】
ひこうきにのっておじいちゃんちにいこう!
こんどはたのしいそらのたび
表紙はバムとケロが飛行機に乗る為、おそろいの服を着ています。
ケロちゃんはパンパンになったカバンの上に乗ってなにやら不満げな様子です。
果たしてバムたちは無事におじいちゃんのおうちへ行く事ができるのでしょうか。
【バムとケロのそらのたび】の作者:島田ゆか
東京デザイン専門学校グラフィックデザイン科卒業。
食品のパッケージデザイン、書店アルバイトなどを経てフリーに。カナダ、オンタリオ州在住。
【バムとケロのそらのたび】のあらすじとネタバレ感想
こんなにたっぷりとハチミツをかけて食べると甘すぎない?というくらい目いっぱいかけたパンケーキはとっても美味しそう。
チャイムがなり玄関のドアを開けてみると、パンケーキに負けないくらいの山のような小包みがおじいちゃんから送られてきました。
小包みを持ってきてくれたのは何匹ものワンちゃんたち。
荷物は飛行機柄の包み紙で大きいモノやら長いモノやら薄いものまでたくさん。
荷物の中にはバムとケロが飛行機に乗っているワンポイントマークがついた可愛いカードがあり、手紙の内容にはこう書いてありました。
こんどの日曜日、80歳になるおじいちゃんの誕生日のお祝いをするので、ケロちゃんと一緒に遊びにおいでと招待してくれたのでした。
来るときには、屋根裏部屋にある大切な本を持ってくるようにと書かれています。
前回のあのひこうきの本です。
そして送ってくれた荷物はなんと組み立て式の飛行機でした。
ちゃんとおじいちゃんの家までの行き方が書いてあるので、組み立てた飛行機に乗っておじいちゃんの家までいく事になります。
家型の可愛い工具箱を広げ、ミニテーブルになったところで、おやつのドーナツをケロちゃんと食べて、一緒に飛行機を組み立てていきます。
ケロちゃんはバムの邪魔?にならないように、お手伝いをするのですが…
何でも器用なバムは土曜日の夜遅くに、飛行機を完成させました。
月曜日からずっと組み立てていたんですね。
おじいちゃんの大切な本も持ったし、はぶらしも耳かきもしっかり持った。
ケロちゃんはなにやら怪しい荷物がいっぱいのようですが…
後は、飛行機に乗っておじいちゃんのおうちへ行くだけです。
お見送りはモグラ君。
うまく描けたようです。
飛行機に乗り込んだバムとケロちゃんは、だんだんと小さく見えていくお家にさよならをいいながら、おじいちゃんの家へと向かいます。
おじいちゃんの手紙にはいくつかの注意が書いてあります。
最初に見えてくる玉ねぎ山脈を通る時は「必ずゴーグルをするように」と書いてあります。
そうしないと、涙が止まらなくなってしまうからです。
ケロちゃんはゴーグルをしなかったみたいで、涙がいっぱい出て後から目薬をさしていました。
次に見えてくるのはリンゴ山。
リンゴの形をした雲やかじられたリンゴが見えています。
こちらの山にある大きなほらあなには、たくさんの虫がうじゃうじゃいます。
中を通っている時におじいちゃんの手紙に気が付き慌てたバムとケロ。
それでも何とか潜り抜けて…
子ども達が小さかったころ、こちらの山を通る際には、かならず「きゃー」といいながら絵本を読んだものです。
リンゴ山を通り過ぎた後には虫の形をした雲がたくさんでていました。
さて、次にみえてくるのはカボチャ火山。
このかざんは50年にいちどしか噴火しないけれど…
なんと今年がその50年目にあたるとかで、「気をつけるように」と通り過ぎている途中に気づくのでした。
子供たちは笑いながら「もっと早くに気付こうよ~」とそれでもなんだかカボチャ火山の中がどんなのか知りたくて仕方がない感じです。
カボチャ火山には噴火によりポップコーンの様ないきおいで、次々とカボチャが飛び出してきます。かぼちゃの中には可愛い生き物たちもいっぱいいて、それぞれ噴火とともに飛ばされています。
まるで「ミッケ」のお話ような間違い探しをしているみたいです。
そうこうしているうちに、広い海へと出ていました。
小さな島がたくさん浮かんでいます。
それにしても花柄のかわいい島のうえではうさぎちゃんがお昼寝をしたりして可愛い。
そう思っていたら、島だと思っていたのはおおうみへびで、手紙には「おおうみへびがいるから注意してね。」と書かれてあって…
いろいろとビックリしていると、すっかりお昼になっています。
おべんとうにと持ってきたホットドッグを食べるのに、飛行機の後ろにいるケロちゃんに操縦席からケチャップをピューと書けるバム。
次にいわのトンネルが見えてきます。
おじいちゃんの手紙によると、「このトンネルを超えたらもう少し」なんだそう。
狭そうな岩だけど、ここは操縦の腕のみせどころと張り切るバム。
バムってお料理も掃除、洗濯、おまけに操縦となんでもこなせてカッコいい。
トンネルの中はきゅうけつコウモリがいっぱい!!でした。
岩に隠れているコウモリの目だけでも気持悪いから、こどもとキャーキャー言いながら絵本を読みましたよ~。
血をすわれないように、ケチャップをどんどん飛ばしちゃいます~
またまた手紙には続きがあって、「トンネルの中にはきゅうけつコウモリがいるから絶対に入らないで」と書いてある…
洞窟を出たら海の向こうに見える雲にはコウモリがたくさん。
ケロちゃんはコウモリにホットドッグをあげてるのかしら???
バムは飛行機を乗りながらも、さっき飛ばしたケチャップを拭いています。
綺麗好き過ぎるバム…
すると、煙突からなにやら煙が…
これは、大好きなおじいちゃん家のえんとつの煙。
とうとうおじいちゃん家に着いたんだ~
「おじいちゃん、お誕生日おめでとう♪」
バムとケロはおじいちゃんに誕生日プレゼントを渡して、おばあちゃんの手作りごはんをほおばっています。
おばあちゃんの手料理がまた美味しそう。
ケーキなんて二段ケーキになっています。
バムの家もおしゃれでかわいいけれど、おじいちゃんの家も超かわいい。
その夜。おじいちゃんはあの大切なひこうきじいさんの本を読んでくれたんだけれど…
バムもケロちゃんもケーキを前にしてソファでぐっすり眠ってしまっているのでした。
とにかくイラストがかわいい。
子供たちはイラストに出てくる可愛い生き物たちも大好きでした。
何度でも繰り返し読める絵本です。