何をするにも結局お金がついてまわります。
あの有名な「忠臣蔵」ですが、お金の事は知られていません。
その討ち入りに費やした資金は一体幾ら???
【決算!忠臣蔵】あらすじ
「忠臣蔵」を題材に、限られた予算の中で仇討を果たそうとする赤穂浪士たちの苦労を描いた時代劇コメディ。
元禄14年3月14日。清廉潔白な赤穂藩主・浅野内匠頭は、かねて賄賂まみれだった吉良上野介に江戸城内で斬りかかり、即日切腹を言い渡される。突如として藩主を亡くした赤穂藩士たちは路頭に迷うこととなり、筆頭家老の大石内蔵助は勘定方の矢頭長助の力を借りて財源の確保などに努めるが、そうした努力や幕府への働きかけも虚しく、お家再興の夢は絶たれてしまう。それでも一向に討ち入る様子のない内蔵助だったが、江戸の庶民たちは吉良への仇討を熱望。しかし討ち入りするにも予算が必要で、その上限の都合上、討ち入りのチャンスは1回きり。予算内で仇討を成功させるべく奮闘する浪士たちだったが……。
忠臣蔵といえば、毎年年末になると放映されるあの有名な討ち入りのお話。
吉良上野介の屋敷に討ち入り、主君・浅野内匠頭の無念を果たした赤穂浪士。
今回の映画はちょっと違った視点から。
その討ち入りに費やした資金は一体幾ら?
現在のレートで考えてみましょう。
そば一杯16文(480円)
1文(30円)の計算
レート:金1両(12万円)=銀56匁(もんめ)=銭4000文
お豆腐一丁は12文=360円
では、お寿司は一貫幾らだったのでしょう?
お寿司(一貫)は4文=120円って豆腐より安いんや…
生活雑貨あれこれ
お銚子一本のお酒 12文=360円
うな丼 64文=1920円
医者往診料 金一分=30,000円
家賃 667文=20,010円
【決算!忠臣蔵】あらすじとネタバレ感想
それでは、ここで「決算!忠臣蔵」の内容を簡単に説明すると
今から約300年前。
赤穂藩藩主・浅野内匠頭(阿部サダヲ)は幕府の重臣・吉良上野介に斬りかかり、即日切腹、藩はお取り潰しに。
筆頭頭・大石内蔵助(堤真一)は、嘆く暇もなく、幼馴染の勘定方・矢頭長助(岡村隆史)の力を借り、ひたすら残務整理に励む日々。
御家再興の道か討ち入りかと揉めてる間にも、割賦金(退職金)の支払いや生活費や食費に家賃等、勘定方の長助が一生懸命お金のやりくりをしている中、皆無駄使いし放題。
どんどんお金がなくなっていきます…
家計をやりくりしている者にしてみたら、腹が立ちます。
(そんなもったいないことしやんといて)
そう思います。
御家再興の道が閉ざされた彼らに残された希望は、吉良邸への討ち入り。
しかし、そこで発覚した事実。
討ち入りするにもお金は必用で、使える予算は9500万。
討ち入りまでの生活費や食費に家賃。
はたまた、江戸までの往復旅費(赤穂(兵庫)から江戸(東京)まで片道1人36万円かかります)
「そんな予算、ありまへんで」
私もこう言いたくなります。
浪士たちはやる気満々、来なくてもいいのに江戸まで往復したりするんです..
なんできたん???
討ち入りの人数にもリストラが必要で、やる気になってる浪士に説得するやり取りも
面白かったです。
討ち入り決行前のリハーサルでは、弓を得意とする者たちがいるのですが、弓や槍を置いてきたため、
「おまえ,弓得意やったの?弓、あるんか?」
「…忘れました」
・・・ってえっ???
チャリン、チャリン、ってそろばんが、はじかれていきます…
新たに購入、討ち入りの服は?(全員揃えなあきまへん)それまでの家賃、食費、たいまつは?お金がどんどん無くなってしまう。
チャンスは1回!!
彼らは、予算内の範囲でどう決算されたのか?
ドキドキハラハラしながらお楽しみください。