仕事も人間関係もうまくいかないけれど、本は心を癒してくれる。
特に食べ物の本は、まるで本物の料理が出てくるようでつい見入ってしまいます。
本に登場してくる料理は食べてみたくなりますよね。
今日はつい食べてみたくなる「おいしそうな本」を選んでみました。
お弁当、おやつや夕食の参考にしてみてはいかが??
- ならまちはじまり朝ごはん
- 精霊の守り人
- 狐笛のかなた
- タルト・タタンの夢
- 鴨川食堂おかわり
- みをつくし料理徴八朔の雪
- キッチン
- 真夜中のパン屋さん 午前0時のレシピ
- めぐり逢いサンドイッチ
- 食堂かたつむり
- ランチのアッコちゃん
- パンとスープとネコ日和
- 図書館のお夜食
- 三人屋
- あつあつを召し上がれ
ならまちはじまり朝ごはん
出社初日に会社が倒産し無職になった詩織は、ふらっと雄也の店を訪れる。
雄也の朝ごはんを食べると、なぜか心が温かく満たされ涙が溢れた。
その店で働くことになった詩織のならまちでの新しい一日が始まる。奈良の『ならまち』のはずれにある、昼でも夜でも朝ごはんを出す小さな店。無愛想な店主・雄也の気分で提供するため、メニューは存在しない。朝ごはんを『新しい一日のはじまり』と位置づける雄也が、それぞれの人生の岐路に立つ人々を応援する“はじまりの朝ごはん”を作る。
西洋卵焼き
具材にお餅が入っているオムレツが美味しそう
奈良の「ならまち」のお店で出される朝ごはん。
精霊の守り人
舞台となるのは、異界と人の世界が交錯する世界 ── 。
腕ききの女用心棒・バルサはある日、川におちた新ヨゴ皇国の第二皇子・チャグムを助ける。チャグムは、その身に得体の知れない”おそろしいモノ”を宿したため、「威信に傷がつく」ことをおそれる父、帝によって暗殺されそうになっていたのだ。
チャグムの母・二ノ妃から、チャグムを守るよう依頼を受けたバルサは、幼ななじみの薬草師・タンダの元へ身を寄せる。そして、バルサとチャグムは、タンダとその師である呪術師のトロガイから驚くべきことを告げられるのだった ── チャグムに宿ったのは、異界の水の精霊の「卵」であること、孵化まで守らないと大干ばつがおこること、そして、異界の魔物がその「卵」をねらってやってくること ── 。
ノギ屋の弁当
甘辛ダレが美味しい鶏肉の照り焼き弁当
女用心棒が不思議な運命を背負う皇子を救う壮大な世界ファンタジー
狐笛のかなた
小夜は12歳。人の心が聞こえる〈聞き耳〉の力を亡き母から受け継いだ。ある日の夕暮れ、犬に追われる子狐を助けたが、狐はこの世と神の世の〈あわい〉に棲む霊狐・野火だった。隣り合う二つの国の争いに巻き込まれ、呪いを避けて森陰屋敷に閉じ込められている少年・小春丸をめぐり、小夜と野火の、孤独でけなげな愛が燃え上がる……愛のために身を捨てたとき、もう恐ろしいものは何もない。
胡桃餅
くるみの蜜煮が入ったそば粉のお餅
これは絶対においしいやつ。この世に生きる人間と神の世に住む狐が出会い…
タルト・タタンの夢
商店街の小さなフレンチ・レストラン、ビストロ・パ・マル。シェフ三舟の料理は、気取らない、本当にフランス料理が好きな客の心と舌をつかむものばかり。そんな彼が、客たちの巻き込まれた事件や不可解な出来事の謎をあざやかに解く。常連の西田さんが体調を崩したわけは? フランス人の恋人はなぜ最低のカスレをつくったのか? 絶品料理の数々と極上のミステリをどうぞ!
タルト・タタン
フレンチ料理も美味しそうですが、なんといってもタルト・タタンはデザートとしては最高の一品!!4コマ漫画のようにサクッと読めるお手軽ミステリです。
鴨川食堂おかわり
あの日の家族の食卓、捜します。
第一話 海苔弁 料理下手な父親が覚えた、たった一つの手料理
近体大の北野恭介は、水泳界のホープだ。彼は中一の夏から中三の卒業まで、父親に毎日同じ弁当を持たされたという。
第二話 ハンバーグ 息子の大好きなハンバーグが許せない母親の後悔
食ジャーナリストの竹田佳奈は、息子の一番好きな食べ物が、実家のハンバーグであることが気に入らない。
第三話 クリスマスケーキ 息子を交通事故で亡くした夫婦のけじめ
和菓子屋『香甘堂』を営む坂本正幸夫妻は、六年前に一人息子を亡くした。過去に踏ん切りをつける決心をしたが…。
第四話 焼飯 知られたくない、でも忘れられない過去がある
白崎初子は、鴨川こいしと大学の同級生。初子は、大企業の御曹司からプロポーズを受けているという。
第五話 中華そば 引き継がれたものは、夢を追い続ける心
小野寺勝司は大学時代、バンド練習を北大路橋の下で行っていたが、そこにはいつも同じ屋台が出ていた。
第六話 天丼 迷わん人生てなもん、どこにもありまへん
「北のひとつ星」という大ヒット曲の歌い手藤川景子は帰郷を決意したが、その前にかつてご馳走してもらった天丼を食べたいという。
忘れられない、でも二度と味わうことのできない一皿を再現してくれる。
いまにもお腹が鳴りそうな「あの時の味」
読みながら存分に味わってください。
みをつくし料理徴八朔の雪
料理だけが自分の仕合わせへの道筋と定めた上方生まれの澪。
幾多の困難に立ち向かいながらも作り上げる温かな料理と、人々の人情が織りなす、連作時代小説の傑作ここに誕生!
主人公は江戸のとある料理屋で腕を振るう、大阪からやってきた18歳の少女。
大阪と江戸の味の違いに苦戦しながらも、持ち前の食に対する情熱と負けん気で成長していきます。
巻末には作中に登場した料理レシピが載っていてあなたも作ってみたくなりますよ。
キッチン
私がこの世でいちばん好きな場所は台所だと思う──祖母の死、突然の奇妙な同居、不自然であり、自然な日常を、まっすぐな感覚で受けとめ、人が死ぬことそして生きることを、世界が不思議な調和にみちていることを、淋しさと優しさの交錯の中で、あなたに語りかけ、国境も時もこえて読みつがれるロング・ベストセラー、待望の定本決定版。〈吉本ばなな〉のすべてはここから始まった。
台所を愛する主人公、桜井みかげ。長い間2人で暮らしてきた祖母を亡くし沈んだ気持ちの中にいた彼女は、祖母の知人である田辺雄一の家に居候することになり、色々な人と関わりながらその悲しさを癒していきます。
つらさが和らぐ時には、いつもそばに食べ物があります。
それは、値段が高いものでも、珍しいものでもありません。
いつもの料理だけれど、おいしいものなのです。
真夜中のパン屋さん 午前0時のレシピ
『真夜中のパン屋さん』はちょっと風変わりなパン屋さんを舞台にした物語です。
ミステリアスな展開を期待させながら、読み終える頃には号泣必至。
“パン”という食べ物を通して、人と人とのあたたかい繋がりを紡ぎ出すラストシーンに、心をギュッと掴まれます。
自分の居場所を探している人にこそお勧めしたいお話。
本を閉じるときにはきっと、心地良い居場所がどこにあるのか、見つけられるはずですよ。
都会の片隅に真夜中にだけオープンする不思議なパン屋さん。
あたたかい食卓がなくてもパンは誰にでも平等においしいのでした。
居心地がいい場所に誘われて、今日もお客さんがやってきます。
そんな中、家庭の事情で親元離れた女子高生の希美は、焼きたてのパン万引き事件に巻き込まれ…
めぐり逢いサンドイッチ
忘れていた幸せの味、思い出してみて。
子供のころの記憶に苦しむOLや、父の再婚に悩む少女──
迷える人々の心を、絶品サンドイッチが癒やします。大阪の靱公園にある『ピクニック・バスケット』は、開店して三年を迎える手作りサンドイッチの専門店。蕗子が、姉の笹子──笹ちゃんのこの店を手伝いはじめて、半年になる。
笹ちゃんは店を訪れた人たちの、具材への思いや記憶、そして物語をやさしくパンにはさんで、誰が食べてもなつかしいような新しいような、そんなサンドイッチをつくっているのだ……。
おっとりした姉としっかり者の妹、店を訪れる個性的な人々──常連客の小野寺さんやパン職人の川端さん──が織りなす、優しくも愛おしい物語。
「サンドイッチになってると、なんだかワクワクするでしょう」
大阪剱公園前で姉妹が営むサンドイッチ専門店「ピクニック・バスケット」を中心とした連作短編集。
お気に入りのサンドイッチと共に、食べ物を通して人のあたたかさを味わってみては?
食堂かたつむり
料理の神様、お願いします――衝撃的な失恋のあと、倫子は故郷に戻り実家の離れで食堂を始める。ある噂とともに店は評判になるが。
料理の描写が食欲をそそられます。
人と人とにつながりは難しいけれど、料理は人を幸せにしてくれます。
ランチのアッコちゃん
発行部数12万部を超え、著者を一挙に若手人気作家へと押し上げた注目作がついに文庫で登場! 彼氏にフラれて落ち込んでいた派遣社員の澤田三智子は、畏怖する上司、通称“アッコ女史”こと黒川敦子部長から突然、一週間のランチ交換を命じられる。表題作ほか、「読むと元気になる!」と絶賛され、本屋大賞にもノミネートされたビタミン小説。
jibunnnoikikata.hatenablog.com
パンとスープとネコ日和
入社以来編集一筋でやってきたが、突如経理部への異動を打診されたことと、母が急死したことをきっかけに、勤めていた出版社を退職。母が営んでいた食堂を改装し、サンドイッチとスープがメインの店を開店する。
図書館のお夜食
東北の書店に勤めるもののうまく行かず、書店の仕事を辞めようかと思っていた樋口乙葉は、SNSで知った、東京の郊外にある「夜の図書館」で働くことになる。そこは普通の図書館と異なり、開館時間が夕方7時〜12時までで、そして亡くなった作家の蔵書が集められた、いわば本の博物館のような図書館だった。乙葉は「夜の図書館」で予想外の事件に遭遇しながら、「働くこと」について考えていく。
すべてをさらけださなくてもいい。
ちょうどよい距離感で、
美味しいご飯を食べながら、
語り合いたい夜がある。
本とご飯と仕事はその人を温かい気持ちにさせてくれる。
三人屋
やっかい…だけど、温かい!
朝は三女の喫茶店、昼は次女のうどん屋、夜は長女のスナック――
可笑しくて、ホロリとしみる、商店街の人情ドラマお年寄りの多いラプンツェル商店街で、「ル・ジュール」が再開店した。時間帯によって出すものが変わるその店は、街の人に「三人屋」と呼ばれているが、店を営む三姉妹は、そのことを知らない。近所に住むサラリーマンは三女にひと目ぼれ、常連の鶏肉店店主は出戻りの幼なじみにプロポーズ、スーパーのイケメン店長の新しい恋人はキャバ嬢で!? ひとくせも、ふたくせもある常連客たちが、今日も飽かずにやって来る……。心も胃袋もつかむ、おいしい人情エンターテインメント!
朝、昼、晩とも食べたくなる料理ばかり。
jibunnnoikikata.hatenablog.com
あつあつを召し上がれ
この味を忘れることは、決してないだろう――。10年以上つきあった恋人との、能登へのお別れ旅行で味わった最高の朝食。幼い頃に、今は亡き母から伝授された、おいしいおみそ汁のつくり方。何年か前に家族みんなで並んでやっとありついた、天然氷でつくった富士山みたいなかき氷……。ときにはほろ苦く、ときには甘く優しく、身も心も温めてくれる、食卓をめぐる7つの感動の物語。
おいしいものに出合えると思わず笑顔になる。
あつあつのご飯はホッとさせてくれる。
温かい気持ちにさせてくれる数々の料理たち。
目を閉じたら思う浮かぶ最高のおもてなし料理。
あなたはどんな料理が思い浮かびましたか?