10代の頃に読みたかった本。
10代の頃と今の自分では感じ方がまた違います。
今回は読めば泣かずにはいられない本をご紹介します。
周りの人たちとの関係を見直す登場人物。あなたと重なる物語があるかもしれません。
中高生に!!泣かずにはいられないおすすめの泣ける本
52ヘルツのクジラたち
町田そのこ著/中央公論新社
クジラは仲間と群れになり広大な海を泳ぎます。52ヘルツの声に気が付かないまま…
田舎に引越してきた貴湖は、親に「ムシ」と呼ばれ、虐げられていた少年と出会います。貴湖は、その少年を家庭から救いだすため、彼の言葉を全身で受け止めます。
貴湖が以前、ある人に救いだされたのと同じように。
自分1人だけで重い秘密をずっと抱えている人に読んで欲しい一冊。
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鹿の王
強大な帝国の片隅で、謎の病が発生。異様な犬の群れが人々を襲い、噛まれた者は次々に病で命を落とします。病から生還した男は、同じく生き残った女児の養父になります。一方で、若き天才医師はその病の治療法を探し始めます。
2人の主人公が歩む道は次第に絡みあっていき…
様々な人間の思惑が交錯し、大きな謎が解き明かされるさまはすばらしい。
胸が締め付けられるようなやるせなさの中、少しの希望がみえてきます。
告白
主人公の中学校教師が、かつて担当していた生徒の殺人事件に巻き込まれます。
その真相を追求する中、彼女の想い、葛藤が描かれ過去と現在が交錯していきます。
愛と犠牲、過去と現在との対峙がテーマとなる本。
本屋さんのダイアナ
柚木麻子著/新潮社
「16歳になったら絶対に名前を変える」
大穴と書いてダイアナ、金色に染められたバサバサの髪。
そんな変な名前も母が染めた金髪も大嫌い。
だけど、小学3年生の時に出会った彩子はそのすべてを褒めてくれた。
2人は自分にない所に憧れを感じ、そして親友になります。
しかし、あることがきっかけでケンカをしてしまい…
2人の少女の十数年に渡る物語。
主人公の成長過程が切なすぎる。
コーヒーが冷めないうちに
とある街の、とある喫茶店の
とある座席には不思議な都市伝説があった
その席に座ると、望んだとおりの時間に戻れるという
ただし、そこにはめんどくさい……
非常にめんどくさいルールがあった
いたって普通の小さな喫茶店「フニクリフニクラ」
そこにはとある噂があって、店内のとある席に座ってコーヒーが冷めきるまでは過去に戻ることができるという。
そんな噂をききつけてやってきたのは恋人に別れを切り出された女性、認知症の夫を持つ妻、妹を失ったばかりの姉と個性豊かな女性たち。
果たして彼女たちは望みをかなえることができるのでしょうか。
シリーズものです。【やさしさを忘れぬうちに】の感想はこちら☟
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星の王子さま
星の王子さまは、アントワーヌ・ド・サン=テグジュペリによる不朽の名作。
小さな王子が宇宙を旅しながら、人間の本質や愛情、友情について考えさせられるお話。王子の切ない別れや、地球への帰還シーンは心に響きます。
人間の本質とは?大切なものに気付かされることまちがいなし。
ザリガニの鳴くところ
ディーリア・オーエンズ著/早川書房
湿地の小屋でたった一人で生きているカイア。
兄の友人だったテイトに読み書きを教えてもらい、やがて恋に落ちるのですが…
美しい自然と共に生きる彼女の成長と不審死事件との関係は?
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アフガンの息子たち
エーリン・ペーション著/小学館
静かで淡々と書かれた文章ですが、内容は厳しい現実が込められています。
アフガニスタンから逃れてきた少年たちの現実。
18歳になると彼らの未来は…
jibunnnoikikata.hatenablog.com
今回は泣ける本をご紹介しましたが、恋愛小説としてまた人間ドラマとして読む事もできます。
読んで良かったと思う本ばかりです 。
今後の人生のヒントになるかもしれません。