自分自身について考えてみたことがありますか?
あなたの個性・性格と家族環境から知らず知らずのうちに信じ込んでしまった価値観があるとしたら。
知らず知らずのうちに自分自身の経験を過信してしまっているとしたら…
自分自身のさみしさと向き合ってみる。
自分の背負った寂しさを認めてみる。
自身に「問いかける」
あなたのその苦しみとは、どんな原因から起こっていると思いますか?
人生の「根っこ」の部分。
自分が自分として生きていく根っこの部分をこの本から学べる気がしました。
【でんでんむしのかなしみ】のあらすじ
ある日、でんでんむし(カタツムリ)は「自分の殻の中には【悲しみ】しか詰まっていない」ことにうっかり気付いてしまいます。
そんなでんでんむしは「もう生きていけない」と嘆くのです。
そこで別のでんでんむしにその話をするのですが「私の殻も悲しみしか詰まっていない」と言い、また別のでんでんむしも同じ事を言うのでした。
そして最初のでんでんむしは
「悲しみは誰でも持っている。自分の悲しみは自分で堪えていくしかない」と嘆くのをやめたのでした。
でんでんむしのかなしみの感想
誰もが「でんでんむし」なのでしょうね。
この本を読むと自然に涙があふれてきます。
周りからどれだけ幸せそうに見えても、完璧な人はこの世にいません。
人には人それぞれの「悲しみ」があるのです。
それは、自身だけにしか分からない「苦しみ」や「悲しみ」です。
人はどれだけ悩み、苦しんでいるかを想像することは出来ても、自身が体験している苦しみには到底及ばないものだと思います。
それがとても大切な友人や、長年一緒に過ごしてきたパートナーや親であっても完全に理解する事はできないのだと思います。
どれだけあなたの話を聞いたとしても、あなたを助けたいと思ったとしても…
あなたにしか分からない「苦しみ」や「悲しみ」
そして辛いのはあなたの感じている悲しみ、不安や恐怖は誰にも肩代わりする事はできないという事です。
無力さを感じます。
それでも、あなたの苦しみや悲しみを理解したいという人は必ずいます。
あなたがいるから悲しみや苦しみを乗り越えているという事を忘れないでほしいと思います。
そして一番大切なのは、あなた自身がこれからどう感じるか。
あなたの気持ちです。
性格を変える事はとても難しい。
頭では理解できていても、変える努力をしてもそう簡単に変わる事は難しい。
物事を○○だと決めつけるのではなく、沢山経験をして物事の味方を変える事が大切なのだと思います。
世の中の正解、不正解を気にするのではなく、あなたの人生においてあなたが感じた事が正解なのだと思います。
あなたはもう充分に頑張っています。
誰がなんと言おうと。
遠慮なんかしなくていい。
あなたはあなたのままでいい。
焦らずに、ゆっくりと自分を大切に過ごしてください。
心から大切に思っています。