カバ子の日記

生きていてくれるだけで嬉しい

いつの時代も住みにくいもの【方丈記】

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この世は生きにくい時代だなぁと思った事ないですか?頑張ってるのに評価されなかったり、反対にもっともっとって言われたり‥

分かって欲しいだけなのに、「〇〇はこう思う」と意見されたり‥

不安に満ちた世界に住んでいることを、ごまかさず、向き合って生きた「幸せ」「生きる意味」とは?

 

そんな時にはこの本を!!

 

こころに響く方丈記鴨長明さんの弾き語り

 

方丈記】をご存知の方は多いはず。そうです、鴨長明が書かれた有名なあれです。

 

この【方丈記】多くの文豪達も自分の人生と照らし合わせています。

 

きっといつの時代でも、どんな状況であっても「生きづらさ」というものはなくならないんだと思いました。

 

著者 木村耕一

古典と歴史から、生きるヒントを伝えるエッセイスト。分かりやすい解説は子供からお年寄りまで大好評
昭和34年、富山県生まれ。富山大学人文学部中退。東京都在住。エッセイスト。

「木村 耕一」のプロフィール | 1万年堂出版

 

イラスト 黒澤葵

イラストレーター。優しい色づかい、ほっと心を和ませてくれる挿絵が大人気
平成元年、兵庫県生まれ。

筑波大学芸術専門学群日本画コース卒業。
特に人物画を描くことが好き。

趣味は美術館巡り、カフェ巡り。

「黒澤 葵」のプロフィール | 1万年堂出版

 

目次

方丈記を読む前に

絶望的な災害や不幸に遭っても、どうか、命を大切にしてください

第1章 川の流れのように

1 川の流れのように、幸せも、悲しみも、時とともに過ぎていきます

2 私たちは願いどおりに、幸せになれるでしょうか

3 ああ、人間は、どこから来て、どこへ去っていくのでしょうか

第2章 ある日、突然

4 火災が発生すると、家も財産も、灰になってしまう

5 竜巻に襲われると、全て破壊され、空中へ飛ばされる

6 政治家、権力者の横暴が、社会をろしい中でも、最も恐ろしいのは地震である

7 大混乱二年続けて大飢餓に。宝物より、米が高くなる

8 恐ろしい中でも最も恐ろしいのは地震である

第3章 とかく、人の世は、住みにくい

9 いったい、どこに住んだら、ほんのしばらくでも、心が休まるのでしょうか

第4章 自然の中で、悠々と暮らす

10 「なんて私は、不運なのだろう・・・」五十歳で出家を決意

11 理想的な住まい、移動式の「方丈庵」を造る

12 都の南東、日野山へ。阿弥陀如来に、一心に向かう生活

13 ホトトギスセミの鳴き声にも、世の無常を知らされる

14 1人で演奏し、1人で歌い、わが心を慰め、楽しむ日々

15 山の中での生活は、四季折々の楽しさがある

第5章 形ではなく心を見つめる

16 ヤドカリの教訓 危険な事を、危険と知って対処する

17 貧しく、粗末な生活でも心は満たされている

18 幸せになれるか、どうかは、「心」1つで決まる

19 魚が水の中にすむ心は、魚でないと分からない

20 一生を謙虚に反省し、前向きに進んでいく

第1章 川の流れのように

川の流れのように」と聞くと最初に思い浮かぶのが、どうしても美空ひばりになってしまうんですよね。

もちろんあのサビの部分も流れます。

良い歌なんですけど、今は関係ないですね。

 

こちらは、中学校でならった【方丈記

 

ゆく河の流れは絶えずして、しかも、もとの水にあらず。

 

やみくもに、暗記。

大人になってから、こんな形で読むとは夢にも思いませんでした。

この2行をあの頃、感じ取る事が出来たなら‥

そしたら、私は天才です。

あの時そんなこと考えられなかったから、凡人のままなんだなぁ〜

水面の泡のように、何もかもが儚く消えてゆく。

この年になってしまったけれど、この2行の意味が理解出来たら、どんな挫折や困難にぶつかっても、乗り越える力になると強く信じています。

第2章 ある日、突然

私が生きてきた半世紀の間に、「なんで私が」と叫びたくなるような出来事に幾度か遭いました。それはある日突然襲い掛かります。

鴨長明さんも想定外の災害に、何度も遭ったとかかれています。

当時から地震は1番恐ろしいと書かれてあります。

ただ人は、何度も悲惨な目に遭いながら忘れてしまうんですよね。

そうすることで、傷は少しづつ塞がって時間が解決してくれる…

けれど私たちは、また同じ過ちを繰り返してしまうんでしょうね。

 

第3章 とかく、人の世は、住みにくい

こんな時代でも住みにくいと思うんですね。

どこにいても疲れて結局いつの時代も「人間とは」「心とは」何であるかが分からなくて、悩み続けるんでしょうね。

第4章 自然の中で、悠々と暮らす

自然に囲まれて生活するのは、ボタン一つで何でもできる今の時代には厳しく辛いものかもしれません。けれども心は癒されるのだと思います。

大自然と共に暮らすというのは、自然のすばらしさと人生をひしひしと感じることが出来るのだと思います。

第5章 形ではなく心を見つめる

生き方についての本を何冊か読みましたが、その全てがこの方丈記に書かれてあります。心から喜べる幸せ、心が常に満たされている人は幸せです。

いつの時代も住みにくいもの【方丈記】のまとめ

とても分かりやすく読みやすい本でした。

人間が生きていくかぎり、同じことを今も繰り返す。

そのことに気づき自分の生き方を考えるキッカケになる本だと思いました。

鴨長明さんが【方丈記】を書いた場所は今も残っているそうです。

800年経った今も京都の山中に残っているその場所へ行ってみたいと思いました。