コスモス50歳からの生前整理

今ある人生で満ち足りた時間を創り出せたらと思います。

【ローマの休日】と【オードリー・ヘップバーン】

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母とほんの数十分ですが、生まれ育った町を歩きました。

車では何十回と通っているのですが、大人になって母とこうやって歩くということは随分としていませんでした。

歩きながら母が子供だった頃、この町には映画館が3つもあった事を教えてくれました。

今は空き地になっていたり、駐車場になったりして当時の面影なんて何もないけれど、何故かとても懐かしい気分になるのが不思議です。

 

ローマの休日

母がまだ子どもの頃は映画も娯楽の1つでした。

 

ローマの休日」や「風と共に去りぬ」も映画館でしか見れない時代。

 

まるで妖精のようなオードリー・ヘップバーンを映画館で観ていた母。

 

娯楽というものが今のようになかった時代、同じ映画を何度も観ては、うっとりとし泣いては感動し、ラストが分かっているのにまた感動する…

そんな繰り返しだったそう。

 

母から何度も聞かされていた映画の1つ「ローマの休日

 

オードリー・ヘップバーンの細い身体に身に着けるドレスは、どれも凄く似合っていて、顔が小さく目が大きいので、どの角度からみてもうっとりします。

立ち振る舞いも素敵で、私もまた、同じ映画を何度も観ては感動してしまうのでした。

 

ローマの休日は、詰め込みにされたスケジュールの激務に疲れ果てた某王国のアン王女が、新聞記者のジョーと知り合い、数日を共に過ごすという映画でした。

 

オードリー・ヘップバーン演じるアン王女と知り、金になるとスクープを狙うジョー。

 

何も知らないアン王女に、ジョーは身分を隠し、コロッセオ、サンピエトロ広場、祈りの壁などローマの有名な場所へと出かけます。

 

そうとは知らないアン王女は、見た事もない景色を見てはしゃぎ、ジェラートをなめながら道を歩きます。

 

純真で女性が見てもとても可愛らしいアン王女の姿は今でも鮮明に覚えています。

 

ままならない人生

日々の生活で思い通りに生活できているかというと決してそうではありません。

「欲しい物があってもお金がなくて買えない」

「定めた目標にとても届かない」

「仕事に生き詰まる」等々…

 

もしかしたら、思い通りにならない事ばかりと思われてるかもしれません。

 

アン女王もそうです。

休むことなく公務をこなし、毎日ウンザリしています。

ドレスの下でこっそり靴を脱ぐ所なんかは(わかる)と思わず声に出しそうになります。

 

人生には目の前に困難という大きな壁がたちはだかり、良きせぬ事態に遭遇して落ち込む事も少なくありません。

 

そんな時仕方なく、「あきらめる」という決断をするかもしれません。

ウンザリするアン王女に、周りは鎮静剤を打ち自由を奪おうとするのでした。

 

ただ、「あきらめ」には2種類あるのです。

 

1つは、つまずきや挫折感、失敗や敗北といった経験や感情を伴った「諦め」。

 

それはその事により失うこととなる物との間に生じる、ある種の「もがき」のよう状態。

この場合の「諦め」はネガティブ(後ろ向き)な性質があります。

 

「どうせ努力なんかしたって無駄」

「そんな事できない」

「期待してもその方向には進まない」

 

こういったような、消極的かつ自己否定的なところに特徴があります。

 

このまま無理矢理公務を続けていたら、もしかしたらアン王女はネガティブになって公務を続けていられなかったかもしれません。

 

これに対し「あきらめ」には、目の前の現実との間にうまく折り合いを付けようとする「明らめ」があります。

この「明らめ」はポジティブ(前向き)な性質を伴っています。

 

「ともかく今、自分にできることをやろう」

「このままでいるよりは、気持ちを切り替えよう」

「じっとして待つよりは別のやり方を考えよう」

というように、気持ちを前向きに切り替えようとする特徴があります。

 

それが、数日間アン王女がローマで過ごした休日なのでした。

 

映画にはありませんが、この休日があったから、アン王女が今後素晴らしい公務をこなすことは間違いないと思っています。

 

多くの経験と失敗をしたからこそだと思うのです。

 

ピンチには切り替えが必要だということを知って(理解して)おけば、予期せぬ事態に遭遇した時の対処に役立つのだと思っています。

 

「明らめ」志向の人は楽観主義であるとされており、ストレスもためにくいようです。

 

「明らめ」という常に前向きに進もうとする姿勢は、自分自身に元気を与え、人生を明るくし、充実感をもたらしてくれるものとされています。

 

いずこも忘れがたく、よしあしを決めるのは困難…

いえ、ローマです。

今回の訪問は永遠に忘れることはできないでしょう。

 

 

フィクションではありますが、この映画を観ると、人生で一度はハチャメチャな事をやるのもいいかも?と思うかもしれません。

 

ローマの休日】と【オードリー・ヘップバーン

アカデミー主演女優賞、衣装デザイン賞、脚本賞を受賞した【ローマの休日】でしたが、この年エリザベス女王の妹マーガレット王女と武官タウンゼント大佐の悲恋が報道された年でした。

 

日本でも「王女と平民の恋」に関心が集まっていたんですね。

 

アン王女約のオードリー・ヘップバーンは、イギリス人の銀行家の父とオランダ人貴族の母との間に生まれ、バレエを習い何か国語も話せるといったアン王女に適役だったんですね。

 

そんな彼女も、10歳までは何不自由のない裕福な生活でしたが、両親の離婚や戦争で彼女の人生は一変しました。

 

華やかに見えた人生の裏側で、彼女は傷つき、もがきながら、人の気持ちに寄り添える愛に生きる女性だったんだと思います。