コスモス50歳からの生前整理

今ある人生で満ち足りた時間を創り出せたらと思います。

【絶縁病棟】日常生活のあるある 垣谷美雨

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人間関係は複雑で、表向きがよく見える関係ほどより深刻で恐ろしい。

日常に潜む恐ろしい悪縁は知らない間に身体を蝕んでいく…

絶縁病棟 寄生虫

愛情あふれる家族

裕福ではないけれど愛情あふれる家庭で育ってきたのだと思っていた。

 

だけど、本当にそうなのでしょうか。

 

真面目だけでは

小説は3つの物語。

 

中でも興味を引いたのが、何代も続く貧乏と縁切るためには、真面目に働いていても仕方ないから、ネイルサロンを開いて独立という勝負に出た主人公。

 

この家でまともに育ったのは主人公だけだったのか!?

 

1度簡単に大金を手にしてしまうと、人は性格まで変わってしまうのか?という所に興味が湧きました。

 

それは私の周りにもよく似た話を聞く事があるからです。

 

※すべて私の経験を基に、旅先や知人の話風景などを交えて、再構成したフィクションになります。

 

親孝行

子どものころから人を喜ばせるのが好きな友人。

 

友達に手作りのプレゼントをしたり、悩み事を真剣に聞いてあげたりする事もありました。

 

「自分のことを後回しにして損な性格やなぁ」

 

人はそう思うのかもしれません。

 

周りから何度かそう言われたこともありましたが、人を喜ばせることが本人の喜びだったから気にはなりませんでした。

 

元来人間とはそういうものだと思っていたからです。

 

けれども大人になり多くの経験をし、その考えは間違っていると考えるようになりました。

 

人は人を利用するし、弱肉強食の世界は消えません。

 

性善説より性悪説の方がこの世には多いのでは?と今では思うようになってしまったそうです。

 

自信

「もっと自信持ちよ」

 

自信を持てと言われたって、そう簡単にはいかないものです。

 

だから人は精神を病んだりするのです。

 

そもそも自信があれば悩む事もないから。

 

買ったのは私使うのは他人(寄生虫)

あのとき「ありがとう」の一言すらなかったことが、本当はすごくショックだった。

 

(私って何?)

 

友人は言います。

 

一生懸命稼いだお金は義両親の元へと消えていく…

 

当時友人は、当時一般男性が貰う給与以上の給与を稼いでいました。

 

夫と義両親を養い、毎日休む暇なく懸命に働いていました。

 

当時稼ぎがなかった夫や義両親にもお金を渡すものだと思いこんでいました。

 

自分で稼がないお金は泡銭。

 

友人が稼いだお金は、義両親の豪華旅行や高給ブランドへと消えていくのでした。

 

友人は今になって思うと何のためにお金を渡していたのか分からないと言います。

 

失礼な態度

友人が買ってあげた高級な洋服に身を包んでいても、周りにはその立ち居振る舞いや言葉遣いから品のなさが、ばれてしまいます。

 

おまけに、従業員を顎で使って言いたい放題。

 

まるで経営者気どりで自分たちがあなたを雇ってやってるんだという態度。

 

これほど辛く情けないことはありません。

 

まして初対面のお客様に、「何処に住んでんの」「持ち家?賃貸?」「夫は何してはるの?」「どこに勤めてるのん?」「子どもは何人いてんの?」「どこの大学出てはるの?」「年収なんぼ?」と聞く有様。

 

触れられてほしくないデリケートな部分に土足でドカドカと踏み込むなんて失礼極まりないです。

 

舐められやすいひと

友人は仕事や自分には厳しい。

 

けれど、義両親に見せる顔が甘かった。

 

「えっ、私が!?違う顔って、どんな顔よ?」

 

「なんかこう、気弱そうな、へらへらした顔」

 

「舐められても仕方がない顔をしてるってこと?」

 

「そう。相手の気持ちを優先して、相手に譲ってばかりで、自分がどうしたいのか言わない。なんで遠慮ばかりしているの?って思うねん」

 

それは本の内容とほぼ同じだった…

 

そうです。

 

相手の気持ちを優先して、相手に譲ってばかりで、自分の意見を言わない。

 

なんで遠慮ばかりしているのか、見ていると、はがゆくなります。

 

お金を借りる人

ある高学歴で女子大で教授をしている友人が、ある日突然お金を借りにやって来ました。

 

周りから見ると、順風満帆な感じ。

 

話を聞いていると、どうやら娘さんがホストクラブに大金を注ぎ込み借金があるらしい。

 

母親は、自分の年金を含む全財産を娘の借金の肩代わり。

 

それでも娘のお金遣いはなおらず、ついに友人にまでお金を借りに来たというのです。

 

本にも書いてありましたが、サラ金からお金を借りる人のほとんどが、結局は親族に肩代わりしてもらって返済すると雑誌か何かで読んだことがあります。

 

借りる本人は意識していないらしいのですが、それでもお金を借りる時は、滞在意識下に、故郷の老親の貯金や家やタンボや畑が思い浮かんでいると書かれていました。

 

この部分も、「小説と全く同じで事実は小説より奇なり」というのは本当だと思いました。

 

友人は、50万あげるつもりで渡したそうですが、その後連絡があるはずもなく、借金は貴重な友人を1人失う結果となりました。

 

人生というものは、本当にどうなるか分からないものです。

 

出会う人、自分の生き方、時代背景などがありますが、人の意見に流されず自分の考えをしっかり持つという事が幸せへの近道なのではないかと思います。